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少ない機材でコマ撮り
〜BOUSAI Projectができるまで〜

FACTORYでも紹介中の本プロジェクトは、主に若手社員とインターンで運営しています。
気軽に見れる数十秒の動画ですが、制作には多くの時間を費やしています。
この記事では主に撮影についてご紹介します。

制作フロー

ひとつの動画ができるまで、大きく分けて6つの工程があります。

(1) 企画案出し
(2) 画コンテ制作
(3) 撮影
(4) レタッチ
(5) 動画編集
(6) 投稿


まず警視庁警備部災害対策課Twitterアカウントをはじめとした、インターネットに散らばる防災アイデアを集めるところからはじまります。

良いアイデアが見つかったら、動画化するために画コンテにしていきます。
世界中の人に見てもらえるよう、画作りだけでなく説明英文のライティングも進めます。

必要な小道具を準備し、いよいよ撮影です!

意外と大変!会議室でコマ撮り

BOUSAI Projectの動画は、静止画をつなぎ合わせています。なので撮影はすべてスチール撮影。

会社の会議室をスタジオに改造して、1〜3人で撮影しています。使用している機材は以下の通りです。

・カメラ:SONY α7
・ストロボ:Nissin Di700A
・サイドアーム:SLIK SLIDING ARM Ⅱ

…機材と呼べるものは正直このくらいです。あとは三脚やホワイトキューブ、数枚のレフ板。

十分な撮影環境ではありませんが、約1年に及ぶ撮影期間で、少しずつノウハウも蓄積してきました。

コマ撮りするときは、慎重に被写体を動かします。
小さいものをホリゾントで撮影する場合は、会議室のテーブルで
俯瞰撮影は前述のサイドアームを使用します。テーブルの上でやることもあれば、床に背景紙を敷いてやることも…
モデルが必要な場合は、社員やインターン生でカバーします。
ときには別案件で使用した衣装を転用することもあります。

静止画から動画に

撮影が無事終了すると、次はレタッチ作業です。
Photoshopで切り抜き、色味を調整し、英文を入れて字間の調整をしていきます。

数々の工程を経て、やっとAfter Effects上での編集に入ります。
動画制作担当はアルバイトのFさん。
ほとんどの動画は、彼女ひとりで編集しています。

できた動画をBOUSAIメンバーでチェックし、修正を重ねて動画が完成します。

ちなみに3種類のBGMが使い分けられていますが、実はこの楽曲もオリジナル!休日にはバンド活動もする、デザイナーの尾崎さんが制作しています。

初心者でも何とかなる

今はスマートフォンのアプリで簡単に動画が撮れる時代です。
コマ撮りするためのアプリもたくさん出ています。

ただ単発の動画を作るのも良いですが、目的を持って動画メディアを作ることはとても意義がありました。

2019年の夏からはじまったBOUSAI Project。
もうすぐ目標の100個の動画が完成します。
もしもの時のためにも、ぜひInstagramをチェックしてみてください!
https://www.instagram.com/bousai_project/

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