|1|ターゲットは“Z世代”──SNSでシェアされるパッケージを設計
中心ターゲットは18〜24歳の若者。彼らの消費行動は、以下の2軸で動く:
・ 見た目の“シズル感”と写真映え
・「今の自分」に合った価値観と共感
そこでNESTEAは、以下の3つのデザイン方向性を軸に開発された:
Active:フレッシュで活動的なエネルギーを感じさせる
Modern:スマートでミニマル、都会的な印象
Juicy:美味しさと楽しさが弾けるような果実感
単なる“甘いお茶”ではなく、日常に軽やかに差し込むフルーツティー体験としての設計が求められた。
|2|Nestléブランドの信頼性と、中国市場での“地に足のついた表現〟の両立
Nestléはグローバルブランドでありながら、中国では「雀巢」というブランドネームの方が広く浸透している。
そこで本プロジェクトでは、
・ Nestléのトーン&マナーによるグローバル基準の信頼感
・「雀巢」表記によるローカルでの認知と安心感
この2つを両立させる設計により、ブランドの世界観と中国市場での信頼性を両立させた。
|3|シズルを伝えるビジュアル構成──売場で目立ち、手に取りたくなる工夫
商品パッケージでは、Z世代に視覚的に伝わる要素を明確に抽出:
・ 清潔感ある白背景で透明感と洗練性を演出
・ 上下に分かれたフルーツのカットイラストで、シズル感とフレーバーの直感的理解を促進
・ 中央のタイポグラフィでモダンさと情報の整理された印象を与える
・ Nestléブランドカラー × フレーバーカラーの掛け合わせで、美味しさと品質を両立
これにより、売場での目立ち度と、SNSでの「写真に撮りたくなる」魅力を同時に獲得した。
|4|“話題性 × 美味しさ × デザイン性”が市場での急速拡大を牽引
NESTEAフルーツティーは、デザイン公開と同時にSNS上で話題化。写真投稿、試飲レビュー、パッケージ収集など若者による自発的な拡散が加速し、発売からわずか71日で1億本を突破という快挙を達成。最後発でありながら、最速で若者の共感を勝ち取ったブランドとして市場に定着した。