椿ホテル・桜ホテル
BRANDING, SPACE
2020年オリンピックを見込んで、多くのインバウンド需要が見込まれている。この機会には訪日客に向け、たくさんの宿泊施設がオープンする。設計会社STARからそんなインバウンド向けのホテルのロゴと内装について依頼を受けた。コンセプトは『日本』。
CREATIVE IDEA
日本人が思う『日本』と海外の人が思う『日本』は違う。外国にいて和食屋に入るとそのことがよく分かる。暖簾のあり方や、提灯の使い方、内装に瓦が使われていたりして、それは違うのだと我々は考える。しかしそういった勘違いで片付けてしまう『使い方』には一方でおもしろい発見でもある。僕らの考える勘違いな使い方には、そこで新しい意味が付加され、日本を知らない人にはなんの違和感も感じないほどに仕上がる。我々はそれでもいいのだ、と考えた。ホテルは日本に関心を持ってもらう入り口としての役割を果たせればいい。そもそもホテルで和式ということ自体がコラボレーションだ。ならば、日本伝統文化をコラージュしたエンターテインメント空間を作ろう、となった。
DESIGN SOLUTION
本来なら同居しない『風神雷神図』と『風呂』。壁面には江戸着物柄をあしらい、入り口から部屋にたどり着くまでにコラージュされた日本の伝統文化を体験できるように設計した。
CREDIT
Brand:
Tsubaki Hotels, Sakura Hotels
what:
Space Design
when:
2017
who:
Creative Direction:
Katsunori Nishi
Art Direction:
Kotoko Hirata
Graphic Design:
Yuki Fujiwara
Nanae Iwatastu
Eriko Tanii
設計会社:
Creative Direction:
Eitaro Satake(STAR / 有限会社エステイエイアール)
Design:
Hiromichi Okuhara(sola design studio)