TechMagic

TechMagic株式会社のコーポレートサイトのリニューアルをお手伝いをさせていただきました。
テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagic株式会社は2018年設立のスタートアップ企業。創業3年で次々と資金調達を成功させ、これからの飲食業界で必要不可欠なソリューションを提供するポテンシャルを秘めた企業です。
お声掛け頂いたタイミングでは、プロントと開発した「パスタ自動調理ロボット」P-Roboの開発を完了させ新業態「エビノスパゲッティ」にて1号機の稼働を開始する直前であること、他にも日清やキューピーの工場へ導入予定の「惣菜盛り付けロボット」M-Roboの開発段階、フジマックとの共同開発した「食器仕分けロボット」D-Robo(finibo)の稼働開始と飲食業界注目のリリースが多く控えているタイミングでした。

CREATIVE IDEA

TechMagicからのリニューアルの最も重要な要件は「今後の業務拡大に不可欠なブランド作りを前提としたリニューアルであること」でした。 まずはグランド社内でステークホルダーを洗い出し、TechMagic社が上場に向け行っている様々な取り組みを整理した上で全体の設計案を作成し、彼らのプロダクトが生み出す成果物=食品などを入口とした設計案を提案しました。

結果、これからリリースする・リリースした『製品ページ(=成果物軸)』、新業態を開発する『次世代 業態開発』を全体の中でメインページにし、本来コーポレートサイトの軸になるはずの会社概要などの企業情報系はMenuの中やフッターに格納し、スタートアップ企業が“いま”上場へ向けて発信すべき内容を全面に出した、振り切った設計案を完成させました。

また、プロジェクト開始から公開までの期間が短かったのもあり社内リソースで3DCGアニメーションツール「Blender」を活用しました。社内で細かく検証し演出に反映させることで、短納期・高品質を実現させました。

RESULTS

CREDIT

techmagic.co.jp

Client:
TechMagic, Inc.

what:
Corporate Site

when:
2022

who:
Creative Direction
Katsunori Nishi

Art Direction:
Yu Yamnoaha

CG Effect :
Yushi Kurimoto

Recruit Movie / Product Movie :
Takuro Kumagai(MyProduct) / Akihiro Asao(zFilms)

Biore 消毒液

世界中がコロナ禍になって久しく、マスク着用なども見直され始めている昨今。スーパーやコンビニ、ショッピングモールや公共施設、どこに行っても店頭には消毒液が設置され、行き交う人々はおしるし程度にパパッと消毒をしていく。それが当たり前の世の中になった・・・はずだった。しかし、実際は「手指の消毒には15秒間乾かない量を手にとりすり込む必要がある」という事実。でないと、消毒の効果は得られない。手指消毒は文化として根付いたが、使い方が間違っている。この事実をどうやって多くの人に伝えるのが最適か、認知向上のコミュニケーション手法を模索する。

CREATIVE IDEA

より多くの人に届けるために、SNSやyoutube、イベントなど各種メディアの選定やターゲット層をどこにおくかでアプローチが変わるため、あらゆる方向性から検証した。

DESIGN SOLUTION

最終的に4〜12歳の子どもをコアターゲットに、子どもから大人へと伝播する立て付けの企画と間違った使い方をユニークに伝える大人向け企画2方向を制作。双方で独特なキャラクターを創出。youtubeを通じたターゲティングを行い、最適なタイミングでユーザーにアプローチを図った。Bioreには既にビオレママという往年のキャラクターがいる中で、子ども向けに手指消毒を説明するキャラクターとはなにか。万人が親しみやすく、愛されるイラストタッチとネーミングを模索し「手」のキャラクター「みぎゅんとひだりん」を誕生させた。

RESULTS

きょうのおてて〜みぎゅんとひだりん〜

公開から145万再生を記録

やっちゃってるかも!?こんな消毒液の使い方

CREDIT

Brand:
Biore

What:
Communication Design, SNS

When:
2022

Who:
Creative Direction
Jun Fujiwara

Art Direction
Yoshimi Ogasawara

Graphic Design / Illustration
Natsuko Aoki

Client:
Kao

The Ichiro-san Show

お家に帰ったら髪顔体が一本で洗えるオールインワンシャンプーMen’s Biore One。簡便性が人気のひとつ。しかしコロナ禍となり、仕事にプライベート、食事や消費活動など様々なコミュニケーションが変化を迫られることになる。広告表現にもこの変化の波は押し寄せ、Men’s Biore ONEも例外ではない。安易に外出するのがダメになり、マスクを付けなきゃだったり、ソーシャルディスタンスだったり。やること、なすこと八方ふさがりになった、Men’s Biore ONEがとった新しいコミュニケーション戦略とは。

CREATIVE IDEA

これまではオリジナルキャラクターいちろうさんのイラストを活用したGIFアニメーションを大量投下することで認知をあげてきた。同じアプローチを続けることも出来たが、コロナ禍の制約が大きく立ちはだかる。これを機に新しいアプローチを試みることとなり、Men’s Biore ONE4年目にして、いちろうさんが立体の棒使い人形となる。

DESIGN SOLUTION

棒使い人形となったいちろうさんを人形劇の舞台にインストール。コロナ禍で何も言えない状態のMen’s Biore ONE。ただ普通にベネフィットを伝えるだけの人形劇にしてしまうと地味になってしまう。如何にして人形劇でありながら人形劇ではない広告としての面白さをつくれるか、企画を再三練り直した。

RESULTS

以下はいちろうさんのオフショット。twitterコンテンツとして活用された。

CREDIT

Brand:
Men’s Biore One

What:
Communication Design, SNS

When:
2022

Who:
Creative Direction
Jun Fujiwara

Art Direction
Yoshimi Ogasawara

Graphic Design / Illustration
Natsuko Aoki

Client:
Kao

男磨き 不都合な真実

男性専門の総合美容医療を取り扱うゴリラクリニック。美容業界は医療はもちろん、エステなども参入する競合ひしめく業界。日本において医療法人には薬機法が立ちはだかり、たとえば「きれいになる」「永久脱毛」などの効果を断定できないのに対して、エステ業界には薬機法が適用されないというとってもグレーな業界。その事実を明るみにするためゴリラクリニックが先陣を切る。

CREATIVE IDEA

ゴリラクリニックユーザーは主に20〜30代。彼らの身近なメディアであるSNSを通じてアプローチし、興味を引くことをミッションとした。ただし、美容クリニックの広告を普通にやっていても見向きもされない。いわゆる企業の広告に終始するのではなく、ニュース性のある投稿やバズ要素のあるコンテンツを定期的に配信することでファン化するようなコンテンツ制作を心がけた。また、ユニークなコンテンツをつくってファンになってもらう上で、エステ業界を一蹴するような企画も重要。ただの悪ふざけに終わらせるのではなく、美容医療としてのフィルターを通して確かな情報をユーザーに届けることで信用・信頼を築き、ゴリラクリニックの認知向上と予約・お問い合わせを促す。

DESIGN SOLUTION

イラストレーター和田ラヂヲ氏を起用した案に決定。「男磨きの不都合な真実」を和田ラヂヲさんの一発ギャグな世界観でお届け。真実として伝えたい内容を1コマ漫画として成立させるのに苦労した。1つずつのコンテンツはSNS配信用に活用し、全てのコンテンツをまとめるアーカイブサイトも制作した。

RESULTS

https://gorilla.clinic/otokomigaki/

CREDIT

Brand:
GORILLA CLINIC

What:
Communication Design, SNS, Web Design

When:
2021

Who:
Creative Direction
Jun Fujiwara

Art Direction
Yoshimi Ogasawara

Graphic Design
Natsuko Aoki

Illustration
Radio Wada

Client:
Risenet Co., Ltd.

DEKOTORA NFT

DEKOTORA Making movie

WHY DEKOTORA

日本を代表する三代将軍・織田信長、豊臣秀吉、徳川家康が天下統一を争った動乱の戦国時代。 奇抜な身なりや髪型をして祭りを盛り上げる者がいた。 かぶき者の由来である。 それは自己表現のためだけではない。見る人の心を揺さぶり、高揚させ、一方反発も生む。 後ろ指を刺されながらも、人々に何かを考えさせる彼らは当時、かぶき者と呼ばれた。伝統芸能、歌舞伎の由来である。

デジタル化が進み、世界中の人々が使う道具が均質化すれば、暮らし方も均質化している。 何もかもが平均化していく社会の中で、かぶくことは異質のレッテルを貼られ、仲間外れのリスクを負う。 しかし本来「アーティスト」とはそういう生き物だ。 仲間外れを厭わず均質な社会の中で普通ではあり得ない感動や賞賛を生み出すのだ。

振り返ればデコトラは前デジタル時代にかぶいたアーティスト集団である。 しかし彼らは1970年代のブーム以降、その数を減らしている。 一時は日本中に3,000台以上 走っていたデコトラは、企業のコンプライアンスにそぐわず2022年の時点で500台にまで数を減 らした。(全国哥麿会調べ) 一方で令和になり、デコトラは日本独自の文化として再認識され始 め、東京パラリンピックでの登場に加え、GUCCIもそのアート性を絶賛し、自社のプロモーション に何度も登場させている。

EV 化が進む未来において、デコトラはいずれ日本の道路を走れなくなる。 私たちはこの『かぶきながら走る芸術』を後世に残したい。 いま日本中に散らばるデコトラを完全デジタル化することで、日本中、世界中の人々の目に触れるようにする。 そしてNFT化やイベントを通じての発信に加え、いつか日本さらには世界の博物館に現存する500台のデコトラを収蔵したい。

デコトラは今日も被災した地域に支援物資を積んでいち早く駆けつけ、感動を生んでいる。 イベントで受け取った募金を被災地に寄付する活動を続けている。 この日本が生んだアーティスト集団を支援し、文化を残す事は大きな価値があると信じている。

HOW

デコトラの存続のためには、アート作品としてよみがえらせること、認知を高めること、トラックの美しい装飾を維持し続けること、被災地やチャリティイベントに駆けつけるオーナーを応援する必要がある。我々は日本最大のデコトラ団体全国哥麿会と協力し一過性ではないマネタイズ化された仕組みをつくることを模索した。そしてその手段としてNFTは最良のツールだと考えた。

2022年春からスタートしたNFTプロジェクトは第一弾にmovie、第二弾にphotoそして現在第三弾の3Dへと進化している。

第一弾 MOVIE

第二弾 PHOTO

第三弾 3D

現在デコトラのメインコレクションは3Dだ。この3Dデコトラは今後展開するメタバースへのチケットとなる。
(来春までに計10台の3Dデコトラを制作予定。)


コレクション発表ごとに徐々に認知が上がり、2022年9月には東京最大級のNFT展示会「NFT ART TOKYO」のアーティストブースに選出。11月からの一ヶ月は渋谷スクランブル交差点大型ビジョンにて作品が展示された。国内では東京の他、和歌山、京都、九州と作品を展示。さらに2023年からはニューヨーク、メキシコと海外への進出もスタートさせた。国内外問わずデコトラのアート性を発信し続けている。

DEKOTORA 3D COLLECTION

DEKOTORA 3D PR MOVIE #1

DEKOTORA 3D PR MOVIE #2

NFT ART TOKYO

渋谷スクランブル交差点

PARDEY 渋谷スクランブル交差点(2022年11月1〜30日)

Digital Art Exhibition「TOKYO SOLID」 IN NEW YORK

Digital Art Exhibition「TOKYO SOLID」 IN NEW YORK (2023年10月4〜7日)

Foundaion https://foundation.app/@DEKOTORA

X https://twitter.com/art_dekotora

CREDIT

TEAM DEKOTORA DX
会長
田島順市(全国哥麿会)

哥麿会DX担当
龍華丸(全国哥麿会)

総指揮
西 大統領

撮影総指揮
藤原丸

カメラマン
バーボン工藤

3D・Movie
MVP海野

3D
小坂ユーロビート

PR
美穂之嬢

Sponsor:
全国哥麿会

Products:
DEKOTORA

Standard Products

ワンコインショップ業界最大手DAISOの新ブランド。これまで培ってきた膨大な商品開発の知見を活かし、もっともスタンダードで使いやすい日用雑貨を多く揃えたブランド。300円を中心とした価格帯で、従来の商品より高品質な素材でかつ環境配慮型の商品を多く取り揃えているのが特徴。ブランドスローガンは「ちょっといいのが、ずっといい。」

CREATIVE IDEA

ワンコインショップは、私たちの暮らしに必要なあらゆる日用品を、低価格でお客様に提供することで支持を得てきた。ワンコインは、お客様の日用品にかける無駄を省く事には成功したが、日用品に必要な品質や耐久性、そして誰もが使いやすい普遍性を犠牲にしている側面も存在した。そこでDAISOが持つ膨大な商品開発の知見を生かし、従来よりも使いやすさを重視したスタンダードなデザインかつ、環境配慮型の素材を含む高品質な素材に製品開発の重心を移すことで、「飽きがこない」シンプルでベーシックな商品のラインナップを揃えるブランドを立ち上げることになった。

価格帯はワンコインショップの範疇でありながら「ロングユース」ができることに注力をした。DAISOは膨大な商品ラインナップが大きなメリットのひとつだが、Standard Productsは日常生活の上で必要度の高いアイテムだけに絞って商品開発をしている。老若男女問わず受け入れられるように過度な配色や柄は排除し、日常生活に溶け込む商品開発を心がけた。

新ブランドでは、これまでのDAISO商品よりも『品』と『質』を上げ、300円〜1,000円で販売することが決まっていた。
我々はDAISOが築いてきた既存顧客とのエンゲージは、新ブランドにおいても変化してはならないと考えた。
そこでDAISOのブランド構造を紐解き、エンゲージをそのままに新ブランドを設計し(上図)ブランド名を「Standard Products」とした。

新商品はこれまでDAISOに蓄積されている膨大な商品開発の知見をもとに、

[1] オーソドックスで飽きのこない『デザイン』
[2] コーディネートしやすい『カラーバリエーション』
[3] 独自のモジュール設計にもとづき全ての商品が『フィットするサイズ』
[4] 300〜1,000円の枠内で可能な限り素材の品質をあげていくこと

以上の4つを心掛け、商品設計を行っている。従来のプロダクトアウトの商品開発ではなく、事前に開発計画を立てることで統一された商品の世界観を構築することに成功した。

VIにおいてはブランドを主張するのではなく、お客様の当たり前の使用シーンを描くことで愛着を持って使い続けていただけるよう配慮をした。
店舗デザインはブランドカラーのグレーと木目を基調とし、商品が主役に見える設計を心がけた。整然と商品がならんだだけのDAISO店内とは差別化を図り、独自の世界観を作り上げることで新規ファンを獲得。
2021年3月のオープン後はTVや雑誌など数十社から取材を受け、SNSやWEBでも話題を集め、急速に認知度が広がっていった。

DESIGN SOLUTION

https://standardproducts.jp/

CREDIT

Brand:
Standard Products

what:
Branding, Communication, Package, Product Design

when:
2021-

who:
Creative Direction
Katsunori Nishi

Art Direction
Koji Kitada

Design
Koji Kitada, Nayuta Ozaki

Client
Daiso industries co., ltd.

MEN’s Biore SMART

花王メンズビオレのセブンイレブン限定スキンケア商品『MEN’S Biore SMART』。若者から中高年、ホワイトカラーからブルーカラーまでとコンビニの幅広い利用客層に向けて「モバイルスキンケア」をコンセプトにリニューアルした。SNSを活用しブランド認知、スキンケアの理解促進を図っていきたい。

CREATIVE IDEA

「SNS広告は見てもらえない。」では、どうやって興味を引くか。twitter配信を前提とし、デジタルリテラシーの高い20〜40代をコアターゲットに設定。モバイルスキンケアという新しい概念のベネフィットを伝えるために試行錯誤を重ね、モバイル→携帯する→忍ばせるという連想から「忍者」というユニークな設定が生まれ「モバイルスキンケア」を「男の忍ばせスキンケア」と置き換えてコミュニケーションを図ることを決めた。

DESIGN SOLUTION

実写、グラフィック、イラストレーション、あらゆる角度から「忍者」のあり方を検証し、外国人が想像する忍者、正しくはちょっと違うんだけど愛らしいキャラクター「SMART忍者 美面七蔵」を誕生させる。そこに忍者の里から現代社会のビジネスを学びにやってきたというストーリー設定を加え、新社会人として奮闘するありさまをコンテンツにし、視聴者の共感をつくり距離を縮める戦略をとった。

RESULTS

2021年7月からtwitterで配信を開始。メンズビオレというスキンケア商品の公式アカウントながら、早くも多くのファンを獲得し、高いエンゲージメント率をキープしている。

CREDIT

Brand:
MEN’s Biore SMART

What:
Communication Design, Sns

When:
2021~

Who:
Creative Direction
Jun Fujiwara

Art Direction
Yoshimi Ogasawara

Graphic Design / Illustration
Natsuko Aoki

Edit
MOBERCIAL CO.,LTD

Client:
花王

ProFits

ピップのスポーツケア用品の総合ブランド「プロ・フィッツ」は生まれたばかりのブランドであるがために、ブランドのあるべき姿を担当者以外が言語化できておらず、運用ガイドラインも存在しなかった。そのためにブランド運用に様々な解釈が混ざって、いろんな種類のデザインが混在していた。

CREATIVE IDEA

ブランドガイドライン制定にあたり、参照可能な国内外のブランドガイドラインの基本構造を分析し、プロ・フィッツのブランド運用にあたって本当に必要な要素を抽出して構成した。各社企業ブランドでのブランドマニュアルは多く存在するものの、消費財を扱う企業においては、商品こそブランドとして機能することが望ましい。そこで企業ブランドの制定ルールを商品に適用し、VISION, MISSION, VALUE, PORPOSEを言語化していくことでブランドの正面を明快にした。

企業ブランドにおけるガイドライン構成
ブランドアイデンティティの事例抽出
ビジュアルアイデンティティの事例抽出

DESIGN

ブランドビジョンやスローガン、ロゴのクリアスペースや最小使用サイズ、ロゴの基本色、グラデーション、書体、パワーポイントフォーマットなど、これまで曖昧になってしまっていた部分を問い直し、ガイドラインとして再定義し直すことで、インハウスで制作するデザイナーや営業などの非デザイナーにとっても、運用しやすいものを目指した。

CREDIT

Brand:
ProFits

What:
Brand Identity Guideline

When:
2021

Who:
Creative Direction
Katsunori Nishi

Art Direction:
Ryota Ichikawa

Graphic Design:
Ryota Ichikawa

Client:
PIP

NITTOH

日東光学は長野県諏訪市にあるカメラレンズ生産のB to B専門会社。ただしその技術力は高く、日本の大手カメラ企業などの有名メーカーのレンズはほぼこの会社が作っている上に、今ではアメリカの映像用カメラ「GoPro」のレンズも株式会社nittohが手がけている。

また国家事業である日本の衛星「ひまわり」のレンズや、次回アメリカNASAが月面探査に用いるレンズも日東のレンズが採用されているという、隠れた日本の有名企業である。
数々の成功事例意を重ねるうち、いまこの会社に欧州から国家規模のプロジェクト依頼が来るようになり、会長は日東も欧米のレンズメーカーと肩を並べるレベルのブランドを構築したいと考えるようになった。

もっとも当初の依頼はWEBサイト改修であるが、そもそも会社案内のための素材がnittohの持つ技術に耐えられない素材である為リ・ブランディングは不可能と提案、素材からの再制作(撮影)を行った。
高級感を表現するため、すべての素材を写真ではなくハイビジョン映像で撮影しWEBサイトもすべての写真を映像として動かしながら見せていく方式をとった。

また言語全てを英語で制作し、WEBに加え、会社案内・名刺・提案書類用のフォルダ・提案事のパワーポイントのフォーマットまでデザインを美しく統一したことで、社員の意識がガラリと変わった。
これまでは「実力はあるが田舎の小さな会社」と思っていた日東光学社員は今や「日本が誇る光学技術の聖地・諏訪にある、日本を代表する企業」という意識へ変換し欧米企業と対等にプロジェクトを遂行し始めています。

CREATIVE IDEA

伝え方のスクリプトを制作し、承認後はそのまま映像になった。

RESULTS

Brand Movie

Brand Site

Corporate Site

営業用ファイル

会社案内

提案用パワーポイントのフォーマット

AWARDS

APAアワード2016

CREDIT

What:
Brand Identity

When:
2016

Who:
Creative Direction
Katsunori Nishi

Art Direction
Yu Yamanoha
Junpei Kudo

Client:
株式会社 nittoh

JICA

日本の独立行政法人国際協力機構JICA(Japan International Cooperation Agency)。世界の困窮な状況を軽減するべく開発途上国に対する支援や技術協力、開発資金援助を行う日本政府の組織。1974年に発足し、40年弱の歴史があるが10~20歳代といった若年層への認知が弱い。 Commercialを制作し、TVやWeb、SNSなどのメディアを活用し、JICAの活動を広告し、認知向上につなげる。

CREATIVE IDEA

非営利団体が故に制作コストは潤沢にはない。 それを逆手にとって世界の開発途上国で展開されているJICAの支援活動とこれまでの実績の一部をイラストで表現する。 分野としては、JICAの多岐にわたる活動の中から、水資源問題 、母子保健問題、国際緊急援助、ジェンダー問題の4つを取り上げた。

DESIGN SOLUTION

開発途上国の様々な課題(現状)をモノクロで描き、それらがJICAの支援(国際協力)によって改善された結果をカラーで描いた。モノクロからカラーに塗り替えられる様がJICAの活動とリンクする仕掛けで実績データと共に紹介している。ホワイトボードにマーカーのみで描くアートを累計57名の美術大学生に協力を依頼し、述べ8日間で制作した。

RESULTS

コアターゲットの若年層に対して親和性の高いSNSアプローチを効果的に活用。短期的な目標を国際協力活動を行うJICAの認知向上に設定し、Commercialを通じて日本と開発途上国(世界)とのつながりを少しでも感じてもらうことに繋げた。長期的視野においては、ODA(Official Development Assistance(政府開発援助))ならびに開発協力への理解、国際協力分野の仕事やボランティアへの興味・関心喚起につなげている。動画公開から今日まで各種SNSメディア等を通じた合計視聴回数は約30,000回以上を記録。再生回数に紐づくフォロワー数のUPと理解浸透が日々更新している。

AWARDS

Red Dot Design Award 2020

CREDIT

Brand:
JICA

What:
Brand Identity, Communication Design, CM

When:
2019

Who:
Creative Direction
Katsunori Nishi

Creative Direction
Jun Fujiwara

Art Direction
Tetsuya Utsumi

Graphic Design
Kelvin Chen

Client:
独立行政法人国際協力機構 JICA